2001年度 三重県経営品質賞

三重県経営品質賞 知事賞
松下電子部品株式会社 カスタムコンポーネンツカンパニー
スピーカビジネスユニット 表彰理由

 松下電子部品株式会社 カスタムコンポーネンツカンパニー スピーカビジネスユニットは、松下電器産業のラジオ工場の部品製造部門として創業し、その後、社内事業部のラジオ・テレビ・テープレコーダの音づくりに参画してきた。これらの経験や技術力は「音づくり遺伝子」として継承され、現在では、全世界の自動車業界・オーディオ業界・パソコン業界・移動体業界に、音響デバイスとスピーカユニットを提供している。熾烈な国際競争の中で、経営ビジョン:「音づくりを通じて世界中のお客様に感動をお届けする」と顧客へ提供する価値:「(セットの付加価値を向上する)提案力の向上」「QCT要求の達成」「調達リスクの回避」を実現するため、経営幹部の強いリーダシップの下に、セルフアセスメントに基づく経営品質向上活動に取組んでいる。その結果、国内外のセットメーカおよびセット購入者から高い満足度を獲得すると共に、グローバルNo.1のシェアを確保している。

 今回の審査で高く評価された点は以下のとおりである。

創業者の経営理念に基づくビジョン策定と経営品質向上活動
創業者:松下幸之助氏の経営理念を継承して、世界中に存在する自動車業界・オーディオ業界・通信業界をお客様とし、「音づくりを通じて世界中のお客様に感動をお届けする」を経営ビジョンとして策定している。また、「企業は社会の公器」「製品をつくる前に人をつくる」という松下幸之助氏の精神を引き継いで、地域社会から高く評価される社会貢献活動や社員の自主性・創造性を醸成する組織風土の構築を目指している。
これらのビジョン・方針の実現に向かって経営の仕組みを見直すため、経営幹部は率先垂範してセルフアセスメントを利用した「経営品質向上活動」に取組んでいる。

ビジョン実現を目指したグローバル戦略の策定と展開
この経営ビジョンの実現を目指し、独自の「商品分野別主査制度」を駆使して、海外の生産拠点と連携した「グローバル戦略」を策定している。戦略策定のベースとなる顧客の期待・要求は、直接の顧客であるセットメーカのみならず、購入者である最終顧客の声を「e−アンケート」や「外部評価機関」から把握している。戦略は「ターゲットプラン」に則って個人毎の事業計画「私の事業計画」として展開されている。また、戦略実現に必要な能力開発計画が「キャリアアッププラン」に則って策定され、それに応える「松阪変身大学」や「スピーカ技術者専門研修」などの教育プログラムが用意されている。

戦略実現のための優れた業務プロセス
戦略実現、顧客価値実現のため、設計開発を支援する「ADSCシステム」や量産垂直立ち上げを可能にする「DESシステム」、材料の内製から部品生産までを含めた独自の「セル生産方式」など、松下グループの総合技術力を活用した開発・生産・提供のプロセスを構築している。これらのプロセスは、生産性の向上や品質保証の充実はもとより、「提案力」「QCT要求の達成」「調達リスクの回避」という顧客価値の提供において満足度の向上や独自能力の形成に大きく貢献している。

高い顧客満足とグローバルシェアNo.1の獲得
以上の結果として、顧客満足度は年々向上し、1999年より「グローバルシェアNo.1」を達成している。国内製造業が空洞化する中でグローバルに事業を拡大しており、「一人あたりの生産高」「一人当たりの販売高」を毎年向上し、「グローバル利益率」も同業他社をしのぐ高いレベルを確保している。

以 上

松下電子部品株式会社のホームページはこちら
http://www.maco.panasonic.co.jp


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